堺ラグビースクール前副校長(1987年~2007年)

sugie_FukuKoucho

 皆様には当スクール運営におきまして、何かとご支援ご協力いただき誠にありがとうございます。
当スクールも早や17年を過ぎ、多くの卒業生も輩出し多方面で活躍するにいたっております。このように順調に発展しえたのもスクール関係者はもとより、多方面の方々のご支援によるものと改めてお礼申し上げます。
さて、今夏は殊のほか暑く酷暑の日々だったように思います。このうだる暑さの中、爽やかな風と最高のビールの肴を送ってくれたのは、アテネからの日本選手の健闘と活躍振りでした。オリンピック、スポーツの祭典、そこに繰り広げられる競技は日頃見ることもない種目にも目を奪われ、日本選手の姿があれば文句なしに声援を送られたのではないでしょうか。負ければ落胆し、勝てば歓声を上げ、拳を上げ表彰式の日の丸にウルウルさせられました。そこに出場していなくても、選手同様の感動を共有させてくれるスポーツの凄さを改めて感じました。この感動はどこから来るのだろうか?単なるナショナリズムによるものだけでしょうか?スポーツの持つ魅力・精神・素晴らしさが我々を感動させるのでしょう。「より速く」「より高く」「より強く」このために、日々努力し闘い克服してきたアスリート達の姿に感動と美しさを覚えるのである。そこに努力、闘う真摯な姿が見えなければ感動を得ることも無く、スポーツとは言い難いと思えます。
我々もラグビーを通じ「より速く」「より高く」「より強く」を目標に日々努力挑戦する子供達を育成し、小さな舞台であっても皆で感動を受け与えるラグビーを目指し子供達と汗したいと思っております。
今後とも宜しくお願いします。

2004年9月
堺ラグビースクール 副校長 杉江尚武